英会話は習い事の中でも競争環境が特殊です。大手スクール、格安のオンラインサービス、学習アプリ、動画教材。選択肢が無限にある中で個人講師が集客するには、「英語を教えます」の看板を降ろして、特定の誰かの第一候補になる必要があります。
差別化の軸は「専門」×「近さ」
個人が張れる差別化の軸は2つです。ひとつは専門特化。ビジネス英語、英検・TOEIC対策、子ども、発音矯正、業界特化(医療・IT・接客)。「あなたの状況を分かっている」と感じさせる看板は、総合力の大手に対する最強の対抗軸です。
もうひとつは物理的・心理的な近さ。同じ講師が毎回続けて見てくれる、対面で通える場所にいる、学習の相談ができる。大手は講師が毎回変わることも多く、「一人の先生に長く見てもらいたい」層は確実に存在します。この2軸を掛け合わせた一行(例:「◯◯市で、営業職の商談英語を教えています」)がプロフィールの核になります。
検索は「地域×英会話」、マーケットプレイスは「用途」で拾う
対面で教えるなら、Google ビジネスプロフィールで「地域名 英会話 個人」の検索面を取るのが基本です。大人の習い事は本人が検索して探すので、クチコミの効き方も大きい。
ストアカのようなマーケットプレイスでは、地域ではなく用途で見つけられます。「英検2級 二次対策」「海外出張前の集中講座」のような、検索されそうな具体的な講座名で単発を出品し、継続したい人を自分の教室の月謝制へ案内する二段構えが定番です(プラットフォームの直接取引の規約には注意してください)。
発信は「教え方が伝わるもの」を少数
毎日の英語豆知識の投稿は、アプリや大手メディアと同じ土俵で埋もれます。個人講師の発信で効くのは、量より「教え方と人柄が伝わる」もの。生徒の伸びた話(許可を得て)、よくある勘違いをどう直すか、学習相談への考え方。週1本でも、読んだ人が「この人に相談したい」と思う質のものを置いてください。発信の着地は必ず体験レッスンの予約ページに。
体験レッスンの転換率がすべての倍率になる
集客の各チャネルは体験レッスンに人を運ぶ装置で、最後の転換は体験の設計で決まります。おすすめは診断型(現状の見立て→目標までの距離→学習プランの提示)。「今日は楽しかった」で終わる体験より、「自分の課題と道筋が分かった」で終わる体験のほうが、継続の意思決定につながります。体験の最後に月謝プランと固定枠の空きを提示して、その場で决められる状態を作ってください。
よくある質問
Q. 低価格のオンラインサービスと価格を比べられたら? A. 比べる土俵を変えます。あちらは「会話の練習量を安く買う場所」、あなたは「学習全体を設計して伴走する人」。実際、両方併用する学習者は多く、「練習はアプリで、設計と矯正は私で」という分業を自分から提案するくらいでちょうどいいです。
Q. ネイティブでないことは不利? A. 対象によります。学習者として日本語話者のつまずきを通ってきたことは、文法説明や試験対策ではむしろ強みです。発音ネイティブ級を求める層は最初から対象外と割り切り、自分の経歴が説得力を持つ対象に絞ってください。
Leconee 開発者
予約・決済プラットフォーム Leconee をひとりで開発・運営しています。 教室・サロン運営の実務とツールの中身の両方を知る立場から、実際の数字と実装に基づいて書いています。 Leconee に関する記述はポジショントークになり得るので、他社サービスの数字は必ず一次情報へのリンクを添えます。